コンサルとしての一言(5)


今回の写メは大阪市内でみつけたW大学の講堂を彷彿させる建物。未確認ですがオーナーの母校愛でしょうか?

さて、コロナ感染拡大がなかなか沈静化せず、ブログも書けず。失礼しました。そこで今回はテレワークなど旧来型のコミュニケーションが取りにくくなっている昨今の状態を勘案し、「Quality of Life」に大きな影響を与える「人間関係の品質」を考えてみることにしました。

この「人間関係の品質」とは友人や知人から力を借りたいときやアドバイスを得たいと思ったときに、相手が真摯に向かいあってくれる関係にあることと言い換えてもよいかと思います。このような人間関係は「Win & Winな人間関係」ともいえるでしょう。私は今までこのような人間関係に公私ともにずいぶん助けてもらいましたし、少しはお返しもしたと思っています。また、このような質の高い人間関係でなければ、いわゆる「人脈」や「ネットワーク」とは言えず、遅かれ早かれ消滅していく人間関係かと思います。何かの縁・偶然がありお付き合いを始めるのでしょうから、この人間関係の品質向上を考えてみては如何でしょうか。なお、親族間のケースや、金銭の貸し借り・相手を身勝手に利用することを含みません。

では、このような人間関係の品質向上の方法を述べてみます。まず、

1.定期的なコミュニケーション
 1年に1回では少し少ないと感じます。それほど高い頻度は必要ありませんが定期的なコンタクトが重要です。

2.質の高い話題
 「コンタクトをして良かったな」と感じてもらえるような話題を準備したいですね。いつでも都合のよい話題がある訳ではありませんので、「この話をあなたのために伝えてあげたかった」という思いが伝わればよいでしょう。

3.相手に対する思いやり
 相手から提案や相談を受けたときにはそれを真摯に受け止め、速やかに返答しましょう。

逆に言えば、こちらの都合だけでコンタクトを取り、自分の話したい話題を一方的に押し付ける。他方、相手からのコンタクトを真摯に受け止めない態度は人間関係の品質を劣化させます。
テレワークがうまく機能する条件は、機器の状態よりもこのような「人間関係の品質」に依存するのはないでしょうか。